2013年12月17日火曜日

60cm水槽 立ち上げから約5ヶ月目

今年の冬も寒さが厳しく多雪傾向になるらしい→ 気象庁:3年続けて寒い冬に
エジプトでも雪が降って100年ぶりの雪景色だとか、ん~今年は雪ヤバそう。
雪国に住む者としては全く嫌になる話しです。(夏は涼しくて楽ですけどね)
   
週末の寒波の時は水槽を置いている場所の温度が0度にまで冷え込んでいて
ヒーターが作動しっぱなしという事態になって慌てましたw
220Wヒーターつきっぱなしは流石に電気代が・・・なので水槽の外側を発砲材で
覆って断熱したり色々忙しくて換水もできぬまま2週間経ってしまいました。

赤いLEDだけの照明で2週間経っての現在の60cm水槽の様子 ↓
赤LEDだけにして1週間目くらいまで目立って変化には気が付かなかったのですが
2週間目になって照明を元に戻すと、ロタラのダメージに気が付きました。
逆にルドウィジア・ブレビペスは生育してモサモサ感が増しています。耐陰性が高い
みたいですねぇ、強靭です。
ロタラ・ロトンディフォリアの下半分ほどの葉が全て部落ちて茎だけになってました。
凄くみすぼらしいお姿に・・・(T_T) これは光量不足の症状に思えます。
625nm赤LEDの光は光合成に十分ではなかったみたい。 
 
さて、肝心の黒髭コケの方はどうなったのかですが
赤LEDだけにして1週間目の風山石に生えた黒髭コケ。
若干だけど黒色が薄れて淡い緑色になった気がする。姿もボサボサした感じに。
ウッカリしていて赤LEDだけにする前の写真を撮り忘れてしまっていたので詳しい
比較ができないのが残念。
   
そしてコレが2週間経っての黒髭コケの様子。
明らかに小さく、薄くなっているのが判ります。
狙った通り625nm赤LEDの光では黒髭は弱ってしまうようです ^^
完全に消えるまでにはもっと時間が掛かりそうですが、もしヌマエビを導入していれば
弱った黒髭コケがツマツマされて短時間で減らせたかも。
 
赤LEDだけで無事でいられるか心配だったグロッソは
調子が良いとは言えない状態ですが、枯れている様子はないです。生育が止まったように
ほとんど変化していない感じです。
あとは、テネルスは色が赤味が薄れて緑っぽい草になったようです。

とりあえず、光を625nm赤LEDだけに絞るのは一応は黒髭コケ対策にはなる事が判りましたが
一部の水草も弱ってダメージを受けてしまいました。上手いこと行かないもんです ┐(´ー`)┌
もしかしたら1週間くらい遮光しても同じ結果なんじゃないかって気もしなくもないですがw
というわけで赤LEDで黒髭対策する実験はこれで終了。

2013年12月3日火曜日

60cm水槽 立ち上げから約4.5ヶ月目

現在の60cm水槽の様子、真っ赤っか。カメラが壊れてこの様に写ったワケではありません!
NY生まれのドリンク、Glacéau ビタミンウォーターを投入したとかでもないですw
これはですね 照明を赤LED+青LEDだけにしているからなのです。
何故こうしてるか言うと、黒髭コケへの対抗策にならないかな?って思ってやりました。
まだ効果とかは不明ですけどね。
赤LEDは一般的に手に入る625nmのもの、青色も一般的な470nmのを使いました。
水草たち高等植物はクロロフィルa(吸収波長660nm)とクロロフィルb(645nm)を持ちます。
しかし黒髭コケ(紅藻類)にはクロロフィルa しかないようです。
だから何なのかと言うと
625nmの赤色LEDの世界はクロロフィルb(645nm)の波長帯に近いので、クロロフィルbを持つ
水草には有利になり、吸収波長帯の遠いクロロフィルa(660nm)しかない黒髭コケにとっては
不利になるんじゃないか?と考えたわけです。
しかし!
黒髭コケたち(紅藻類)ってのはクロロフィルaの他にフィコビリンという色素を備えてて、これが
フィコビリソームという複合体を構成し、緑~黄色の光でも効率よく光合成が出来るらしい。
そんでフィビリソームについてよく読んでみたら
『可視光領域500~650nmに特有の吸収スペクトルと蛍光特性を持つ』とあるんです・・・
500nm~650nmって青緑~赤で。これにクロロフィルaの吸収波長450nm+660nmを加えると、
もう可視光域ほとんど全部です・・・だからあの藻は黒色に見えるんですね~  
とは言え、今まで500~660nm全域の光を利用できたのが、突如625nmの光オンリーになって
しまったのだから、少しは黒髭コケの生育を抑えられんじゃないかと思っています。
   
作ったLED照明は ↑ です。メイン照明を挟んで取り付けるサブ照明になります。
詳しいスペックは今は割愛します。
実はこれ、本当は赤LEDを入れる予定は無かったのです、黒髭コケに悩まされて何とかならんか
と考えて、思いつきで赤LEDを追加しました。
当初に計画していたサブLED照明の姿は ↓ です。
高演色タイプ(Ra80程度)の白LED+青LEDを使ったメイン照明の補強でした。
目的は主に前景を強化です。それとヘアーグラスの増殖スイッチが入るかも試すつもりです。
あとは後景で水草が茂ると影が出来る部分が在ったので、そこも照らします。
赤と白とはスイッチ1つで切り替えが出来ますが、赤と白LED同時に点灯はしません(熱くなる)
  
とりあえず2週間ほどは赤い世界にする予定。魚さんゴメンね。
黒髭コケ抑止の為にやったことですが、むしろ赤+青LEDだけで水草が育つかの方が心配。
これで黒髭コケは生き残って水草が枯れたりしたら泣けますね
赤の世界の効果については約2週間くらいしたら報告します。乞うご期待w