2013年12月3日火曜日

60cm水槽 立ち上げから約4.5ヶ月目

現在の60cm水槽の様子、真っ赤っか。カメラが壊れてこの様に写ったワケではありません!
NY生まれのドリンク、Glacéau ビタミンウォーターを投入したとかでもないですw
これはですね 照明を赤LED+青LEDだけにしているからなのです。
何故こうしてるか言うと、黒髭コケへの対抗策にならないかな?って思ってやりました。
まだ効果とかは不明ですけどね。
赤LEDは一般的に手に入る625nmのもの、青色も一般的な470nmのを使いました。
水草たち高等植物はクロロフィルa(吸収波長660nm)とクロロフィルb(645nm)を持ちます。
しかし黒髭コケ(紅藻類)にはクロロフィルa しかないようです。
だから何なのかと言うと
625nmの赤色LEDの世界はクロロフィルb(645nm)の波長帯に近いので、クロロフィルbを持つ
水草には有利になり、吸収波長帯の遠いクロロフィルa(660nm)しかない黒髭コケにとっては
不利になるんじゃないか?と考えたわけです。
しかし!
黒髭コケたち(紅藻類)ってのはクロロフィルaの他にフィコビリンという色素を備えてて、これが
フィコビリソームという複合体を構成し、緑~黄色の光でも効率よく光合成が出来るらしい。
そんでフィビリソームについてよく読んでみたら
『可視光領域500~650nmに特有の吸収スペクトルと蛍光特性を持つ』とあるんです・・・
500nm~650nmって青緑~赤で。これにクロロフィルaの吸収波長450nm+660nmを加えると、
もう可視光域ほとんど全部です・・・だからあの藻は黒色に見えるんですね~  
とは言え、今まで500~660nm全域の光を利用できたのが、突如625nmの光オンリーになって
しまったのだから、少しは黒髭コケの生育を抑えられんじゃないかと思っています。
   
作ったLED照明は ↑ です。メイン照明を挟んで取り付けるサブ照明になります。
詳しいスペックは今は割愛します。
実はこれ、本当は赤LEDを入れる予定は無かったのです、黒髭コケに悩まされて何とかならんか
と考えて、思いつきで赤LEDを追加しました。
当初に計画していたサブLED照明の姿は ↓ です。
高演色タイプ(Ra80程度)の白LED+青LEDを使ったメイン照明の補強でした。
目的は主に前景を強化です。それとヘアーグラスの増殖スイッチが入るかも試すつもりです。
あとは後景で水草が茂ると影が出来る部分が在ったので、そこも照らします。
赤と白とはスイッチ1つで切り替えが出来ますが、赤と白LED同時に点灯はしません(熱くなる)
  
とりあえず2週間ほどは赤い世界にする予定。魚さんゴメンね。
黒髭コケ抑止の為にやったことですが、むしろ赤+青LEDだけで水草が育つかの方が心配。
これで黒髭コケは生き残って水草が枯れたりしたら泣けますね
赤の世界の効果については約2週間くらいしたら報告します。乞うご期待w
  

5 件のコメント:

  1. 面白い試みですな、黒髭コケがんばれー

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  2. 面白過ぎる・・・
    植物工場の照明のようですが、水草の成長はどうなんですか?

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  3. さすさん、こんばんわ。
    あと2日程で赤い光にしてから1週間が経過するところですが
    水草、コケともに劇的な変化は見られない気がしますね。
    CO2添加を中止しているので水草の生長は鈍化していますが
    調子が良いとも言えないですが、弱ってない感じです。
    あと、水槽が真っ赤なので気持ち悪いって家族から批判が相次いでおりますw

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  4. ↓すみません・・・笑いました(^ ^)
    >あと、水槽が真っ赤なので気持ち悪いって家族から批判が相次いでおりますw

    Kenさんは、どちらの方面にお住まいですか?

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  5. こんばんわ。
    私は秋田県に住んでおります。一昨日からの寒波は大雪で大変でしたーo(。+ +。)o))
    まもなく赤い水槽にして2週間になるので、結果報告が出来ると思います。
    前に水草は弱ってないと記しましたが、ダメージが確認され凹んでます・・・(T_T)

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